見積書の新規作成
▼ 機能概要
見積書(Quotation) とは、潜在顧客に対して商品・サービスの価格および取引条件を提示する正式な書類です。
見積書の発行・管理・追跡は、以下を実現するために極めて重要です:
- 売上機会(商談)の効果的な管理
- 営業業務の効率化
- 見積内容の正確性・一貫性の確保
▼ 主な利用シーン
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課題
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解決方法
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見積プロセスが属人化・非標準化
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オンライン見積でプロセスを標準化・可視化
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手動入力によるミス・手間
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関連ドキュメント(顧客・商談・注文)と連携し、情報自動引き継ぎ
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精緻な価格戦略が難しい
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公式見積・参考価格・製品構成見積で高品質な見積を実現
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成約分析が困難
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「見積→注文」の変換率を自動集計し、KPI分析を可能に
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📌 オンライン見積のメリット:
より正確・効率的・管理可能・追跡可能・分析可能
▼ オフライン vs オンライン見積の比較
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項目
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オフライン(Excel等)
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オンライン(OKKI)
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作成効率
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過去見積を手動検索・コピー、ロジックを再確認
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製品マスタ整備済みなら、数クリックで作成
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価格情報
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手動で過去価格を確認
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直近の販売/見積/商談価格を自動表示
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製品構成
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手動で主製品と部品を記載
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主製品+部品を選択 → 自動で構成見積
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承認フロー
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添付ファイルとして承認 → 内容変更不可
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金額条件(例:1,000USD超)で自動承認トリガー
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プロセス管理
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個人の記憶・メモに依存
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全操作履歴を記録 → 見積変更履歴を復元可能
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成約分析
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手動集計、非常に非効率
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「注文に変換されたか」でフィルタ → 成約率を即時把握
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▼ 管理者向け設定(必須確認)
1. 権限設定
パス:設定>基本管理 > ロール権限 > 見積書
- 営業担当者に「見積書」の閲覧/作成/編集/承認/削除/エクスポートなどの権限を付与
2. 項目設定
パス:設定 > 注文管理 > 見積書設定 > 見積書フィールド設定
- 基本情報/製品/価格条件/配送情報の必須項目を設定
- 数値フィールド:小数点桁数・四捨五入ルールを指定可能

3. ステータス設定
パス:設定 > 注文管理 > 見積書設定 > 見積書設定 > 見積書ステータス
- ステータス名・順序・開始/終了ステータスをカスタマイズ
- 「終了ステータス」に設定された見積書は編集不可(誤変更防止)
- 承認フローと連動可能

4. 見積書テンプレート設定
自社の業務ニーズに合わせて、独自の見積書テンプレートを自由にカスタマイズできます。
カスタマイズしたテンプレートは、エクスポート(PDF/Excel) にも対応しています。
パス:設定 > 注文管理 > 伝票テンプレート > 新規作成

対応項目:
以下のような項目をテンプレートに配置することが可能です:
- 基本情報
- 製品情報
- 主製品+部品(構成品)
- 製品マスタフィールド

テンプレートの形式:
- 形式1(デフォルト)1行で主配情報を表示:
- 主製品とその部品の情報を1行にまとめて表示
- 例:「商品A(部品X×2、部品Y×1)」のようにコンパクトに表示
- 形式2 複数行で主配情報を表示:
- 主製品を1行、各部品を別々の行に表示
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- 詳細な明細を重視する場合に適しています
⚠️ 注意:テンプレートの明細欄に縦方向のセル結合があると、エクスポート時にエラーになります。
形式1:
主製品フィールドと部品フィールドが同じ行にある場合:
部品がどの主製品に属しているかを識別し、自動で縦方向にセル結合されます。
部品がどの主製品に属しているかを識別し、自動で縦方向にセル結合されます。
形式2:
主製品フィールドと部品フィールドが別々の行にある場合:
セルの結合は行われません。各行が独立して表示されます。