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入金登録

入金登録で解決できる課題

  • バイヤーが複数のオーダーを1回でまとめて支払う(一括入金)ケースが増えています。
  • これまでは、その入金を複数の注文に割り当てる作業(拆分)を手動で行う必要があり
    業務負担が大きく、ミスや連絡漏れも発生しやすくなっていました。
  • 入金登録機能により、以下のプロセスをすべてオンラインで一元管理できるようになります:

入金登録 → 関連付け(どの注文への支払いかの紐付け) → 拆分(複数注文への分割割当) → 消込(未収金との照合) → アーカイブ

紙ベースやチャットでのやり取りを削減し、業務効率化・精度向上を実現します。

 

 

 ロールと権限設定

管理者は、事前に以下のように権限を設定する必要があります:

設定パス:設定>ロール権限>対象のロール>入金登録

スクリーンショット 2025-12-09 16.02.06 
 
権限を持つ役割
利用可能な操作
営業担当者
閲覧、受領、受領をキャンセル、 消込
財務担当者
入金情報の作成・編集、受領・拆分・消込の全操作、 承認申請の提出、データの削除・ダウンロード

💡 ポイント
財務は「入金情報の作成」から「承認フロー」まで対応可能。
営業は「自分の注文に関連する入金」のみ操作可能で、セキュリティ・責任分掌を確保。

 

 

項目設定

設定パス:設定>注文管理>入金登録設定

スクリーンショット 2025-12-09 16.09.35

  • 会社の実務に合わせて、必須項目の指定カスタムフィールドの追加が可能です。
  • 例:「支払方法」「為替レート」「支払予定日」などを追加し、実際の業務フローに最適化できます。
 

 

承認設定

設定パス
設定>プロセス設定>承認フロー 

スクリーンショット 2025-12-09 16.12.41

  • 新規入金登録に承認フローを設ける必要がある場合
    承認機能を「有効」にし、承認担当者を指定します。
    → 登録後、ステータスは「承認待ち」となり、承認完了後のみ処理が進みます。
  • 承認不要の場合
    承認設定を「無効」にすれば、登録後すぐに認領・消込が可能になります。
 

 
入金登録の操作フロー

▶ 財務担当者の操作

パス
設定>注文管理> 入金登録>  新規作成/インポート

 
▶ 営業担当者の操作

パス

  • 設定>注文管理> 入金登録> 
  • [回款登録] → [認領] → [確認/確認並びに消込] → [消込]
  • または:[取引] → [資金管理] → [回款登録] → [認領] → [確認/確認並びに消込] → [消込]
 

 

1. 新規作成/インポート

  • 手動で1件ずつ登録、またはExcelで一括インポートが可能。

スクリーンショット 2025-12-09 16.40.35スクリーンショット 2025-12-09 16.43.15

2. 入金登録リストの表示範囲

  • 承認者が未設定の場合は全ユーザーが閲覧可能
  • 承認者が「Aさん」に設定されている場合、Aさんとその上司のみが閲覧可能
 

3. 関連付け・取消し

  • 「関連付け」状態の入金に対して、営業担当者が水揚番号や入金日を確認し、
    自分の担当顧客からの入金であれば「認領」を実行。
    • 「確認」:認領のみ行い、ステータスは「未消込」のまま。
    • 「確認並びに消込」:認領+消込を同時に実行し、ステータスは「消込済み」に。
  • 誤って認領した場合:「取消し」操作で元に戻せます。
 

6. 消込

  • 「配分済み」の入金に対して、対応する販売注文/商談に金額を割り当てる操作。
  • 割当先は「認領顧客名下の注文のみ」に限定され、
    割当合計額は入金額を超えてはいけません。
  • 消込完了後、複数の入金明細が自動生成されます。
 

フィールドマッピング例

  • 赤字:入金登録から引き継がれる項目(例:入金額、通貨)
  • 緑字:関連注文から引き継がれる項目(例:注文番号、商品名)
  • 回款金額:関連注文に対して実際にいくら入金があったか
  • 消込金額:今回の消込で、回款登録から何円割り当てたか
 

7. 入金登録のダウンロード

  • Excel形式でローカルにエクスポート可能。
  • 財務精算・内部確認・統計集計などにご活用いただけます。
 

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 消込を間違えてしまった場合、どうすればよいですか?

A:誤って生成された「入金明細を削除」すれば、消込がキャンセルされます。

 
Q2. 為替差損益(為替差益/為替差損)とは何ですか?

A為替差損益は、外貨建て取引において、入金時と売上計上時の為替レート差によって生じる損益のことです。

計算フローの仕組み

ステップ1:入金登録
受け取った外貨を日本円換算で登録します。

項目 金額
通貨 USD(米ドル)
円換算レート 170.00円/USD
入金額 888.00 USD

ステップ2:販売注文
販売時点の為替レートで売上を記録します。

項目 金額
通貨 USD(米ドル)
円換算レート 160.00円/USD
売上額 333.00 USD

ステップ3:消込処理
入金と売上を照合し、為替差損益を自動計算します。

為替差損益の計算

1.入金時の円換算額(入金レート)
 330.00USD×170.00円=56,610円

2.売上時の円換算額(販売レート)
 330.00USD×160,00円=53,280円

3.為替差益
 56,610円-53,280円=3,330円(利益)
計算結果サマリー

為替差損益: +3,330円
入金時より円安だったため、3,330円の利益が生まれました。
詳細内訳表
処理段階 USD額 為替レート JPY換算額
入金登録時 333.00 170.00円/USD 56,610円
販売注文時 333.00 160.00円/USD 53,280円
為替差損益 - - +3,330円 ✨
この機能のメリット
  • 自動計算 手作業不要で正確な為替損益を算出
  • リアルタイム把握 取引ごとに即座に損益を確認
  • レポート自動生成 月次・年次の為替損益を自動集計


⚠️為替差損が発生するケース

逆に円高が進むと、為替差損が発生します。

【例】円高の場合

販売時: 1 USD = 150円 → 売上 150,000円
入金時: 1 USD = 140円 → 入金 140,000円
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為替差損: -10,000円 ⚠️
Q3. 為替差損益のデフォルト通貨は何ですか?

Aシステムの「メイン通貨」 が基準となります。
 メイン通貨は管理者が以下パスで設定可能です:設定>注文管理 >為替設定>主通貨編集

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